ブラジル・ディスク大賞2018【J-WAVE x ラティーナ】

ブラジル・ディスク大賞2018【J-WAVE x ラティーナ】

皆さん、寒い日が続いていますが、年末いかがお過ごしですか?

私事ではありますが、今年も「月刊ラティーナ」にて“2018年ブラジルで流行った音楽”コーナーを書かせていただきました。

Jornal Cordel編集部員時代の2014年から5回目となります!

チャートや再生回数など客観的な数字を交えて、ブラジルではどんな曲が流行したかについて書いていますので、ぜひチェックしてみてください。

Zé Renato
ラティーナ2019年1月号
2018年12月20日発売

さらに今年は、なんとブラジル・ディスク大賞の関係者投票も書かせていただきました!

今回この記事では、ラティーナで紹介したアルバムについてコメントを書いてみました。2018年振り返りましょう♪

1. 『Afrolatinas』 Vera Verônika

10月にコルデルでも紹介したラッパー、ヴェラ・ヴェロニカのアルバムを1位にしました!

なるべく客観的に、とは思っていますが、この記事では自分の気持ちが結構入ってしまいましたね。

もはやタイトルが熱いw DJでもよく使わせてもらいました〜!

ブラジリアの教育者&ラッパーVera Verônikaの声を聴いてほしい

2. 『Dona de Mim』 IZA

純粋に聴いた回数なら圧倒的ナンバーワンがこのアルバムでした。

上↑に載せた、9月末にアップされた「Dona de Mim」のPVもかなり美しく印象的。
途中、学校の教室内で、子供たちが銃撃戦の音におびえるシーンは考えさせられるものがあります。

このPVに関してもいずれ解説記事を書きたいところです。

また、テレビや音楽メディアでもよく名前があがっていましたね。
ラテングラミーにもノミネートされていました。
今後の作品も期待大です。

実は今年ラジオ(鎌倉FM)に出演させていただきましたが、そこでもIZAを紹介しました!

3. 『Melhor Momento』 Walmir Borges

Walmir Borges(ヴァルミール・ボルジェス)のキャリア3枚目のアルバム。
収録12楽曲中10曲がオリジナル、残り2曲はTim Maiaの「Lábios de Mel」と、マーヴィン・ゲイ「Sexual Healing」のカバーです。

SoulやSamba Rock好きにはたまらん一枚なのではないでしょうか。

コラボしているシンガー達ももちろんすごいんですが、バックミュージシャンもブラジル国内ソウル、サンバ系の精鋭を揃えたドリームチーム。

特に着目したいのが、ベースのRobinho Tavares。Wilson SimoninhaやLuciana Mello、Jair Oliveiraあたりとも共演しています。私も好きなベーシストのひとりです!

さてWalmir Borgesの情報は結構少ないのですが、ちょっと調べてみました。

2009年と13年に来日したパウラ・リマのギタリスト/プロデューサーとして名前を聞いたことがある人も多いかと思います。

過去に共演したのはAlexandre Pires、Alcione、Leci Brandão、Leandro Sapucahy、Pixote、Exaltasambaなど。

2005年にはWilson SimoninhaのDVD『Mtv apresenta Simoninha canta Jorge Ben Jor』のアレンジャーも務めました。

音楽を専門的に学んだことはないものの、幼少の頃から音楽に親しんでいたようです。
父親もミュージシャン、母親はシンガー、父方の祖母も音楽が好きで文盲でありながら生涯で100曲以上作曲したとか。
初めてミュージシャンとして舞台に立ったのも両親と一緒で、祖母の作った曲を歌い継いでいきたいということで演奏していたとのこと。

それからこのアルバムにも参加しているLuciana Melloが歌った「Jóia Rara」が大好きなのですが、こちらもWalmir Borgesが作曲していたんですね〜。

4. 『Bebedouro』 Zé Renato

まずZé Renatoの歌声が大好きです。
60歳を超えても、こうして濃厚なアルバムを出してくれたことへの感謝とリスペクトを込めて!

このAgogôという曲、Zé RenatoがBanda Black Rioを初めて見た時に受けたインスピレーションを元に作られたそうです。
そしてBanda Black Rioのメンバーで、31歳という若さでこの世を去ったギタリスト、Cláudio Stevesonに捧げられたとのこと。

Zé Renato
Bebedouro/Zé Renato
『ベベドウロ』ゼー・ヘナート

5. 『Dendê』 Janine Mathias

ブラジリアのサンビスタの家庭に生まれ、2009年からクリチバに移住、本格的に音楽活動を始めたJanine Mathiasの1stアルバム。

サンバ、ヒップホップ、ブラックミュージック好きな人ははまるんじゃないでしょうか。
これから個人的にも追いかけたいアーティストです。

特にこの曲「Dendê」は中毒性が高い!
「ケンテンデンデ♪」もうやみつきでしょ?

そしてMartinho da VilaとRosinha de Valençaの共作「Semba dos Ancestrais」、Nei LopesとLeonardo Brunoが作曲し35年前にAlcioneが録音した「Maracatu do Meu Avô」、Leandro Lehartの「Deixa Eu Ir à Luta」といったサンバの名曲をカバーしているのも注目!

6. 『Casas』 Rubel

コルデルのこちらの記事でも紹介していました!

2018年上半期おすすめのブラジル音楽名盤15選!気になる現地メディアの評価

複数メディアから2018年上半期のレコメンドアルバムに選ばれていて、今回の関係者投票でも1位でしたね!

7. 『AMAR é para os FORTES』 Marcelo D2

Marcelo D2自身が初監督を務めた短編映画と連動するヴィジュアル・アルバムで、映像もぜひ合わせて見たいところですが、今はiTunesでPVが見れる(1ヶ月限定?)のと、YouTubeでトレイラーが確認できるくらい。DVD化を超期待します。

中原仁さんも詳しく書かれているのでチェックしてみてください。
中原仁のCOTIDIANO

公式サイト
https://www.amareparaosfortes.com/

ちなみにブラジルでヴィジュアル・アルバムといえば去年Luiza Lianがリリースした『Oyá Tempo』が記憶に新しいところ。

でもMarcelo D2ほどの、いわゆるメインストリームなアーティストが作ったのは初めてだと思います。

8. 『LUVBOX』 ÀTTØØXXÁ

バイーア新世代の台頭、ということでこちらの記事でも名前をあげてから私もチェックし始めたÀTTØØXXÁ。
レッドブル・フェス主催者が語る近年のブラジル音楽の新潮流

BaianaSystemのヒットで良い流れが来て、OQuadroやBaco Exu do Blues、B_T_PGDÃOなど新世代バキバキきてます。

9. 『A Milenar Arte De Meter O Louco』 Projota

投票フォームにあったので入れちゃいましたがこれって2017年8月リリースだった。。?笑

Mano Brown、Karol Conká、Rashid、Haikaiss、Anavitóriaといった私の好きなアーティストとのコラボもあり、よく聴いたアルバムでした!

コルデルでも収録曲のPVやProjotaについて紹介記事書いてました。

【動画】Mulher Feita / Projota

10. 『Série Especial』Ah! Mr.Dan

Ah!Mr.Dan(アミステルダン)についてもコルデルで書こうと思っていましたが下書きに眠ったままでした!2019年書きますね。

8歳からキッズパゴーヂバンドToca do Coelhoのメンバーとして加入していた過去もあり、ExaltaSambaのバックボーカルを務めたことも。

ちなみにOs Travessosの元ボーカリスト、現在もソロで活動するRodriguinhoの弟です。

パゴーヂファンは聴いてみて!


Advertisement

泣く泣く外したアルバム達・・・

無理やり理由をつけてトップ10に入れなかったアルバムたちを載せておきます。
ここにもまだ挙げきれないくらい、良い作品、好きな作品はたくさんありました。

よく聴いていたもの中心に並べておきます!(順不同)

『Amor e Música』 Maria Rita

このアルバムも好きとは言え、2007年の『Samba Meu』を聴いた回数を上回ってないのでは・・・ということで無理やり、外す理由にしました。

『Ofertório』 Caetano, Moreno, Zeca e Tom Veloso

私、トロピカリアあたりの話を卒論に書いたくらいなので、カエターノ・ヴェローゾもジルベルト・ジルも好きに決まっているのです。
しかしきっと誰かが入れてくれるだろうということで・・・あえて10位以内に入れない決断をしました。

『OK OK OK』 Gilberto Gil

同上です。長い間、体調が心配されるニュースばかり聞いていたので、このアルバムリリースは本当に嬉しかったですね。

『+100』 Casuarina

ボーカルのJoão Cavalcantiが抜けてしまって意気消沈してましたが、抜けてもやっぱりかっこいいなって思わせてくれました。
まぁ、正直なところまた復活してほしいですけどね・・・

『Munduê』 Diogo Nogueira

『É Tempo Pra Viver』 Mestrinho

Willie Whopper顧問がこちらの記事でも紹介していて、結構聴きました!
フォホー普段聴かなくても、好きになっちゃうと思いますよ♪

【W.W.のAgora Mesmo第1回】フォホーを聴こう!!

『Qinho Canta Marina』 Qinho

Marina Limaのカバー集!

『Outro Sol』 Max Viana

Djavanの息子、マックス・ヴィアナの新作。ブラジルのニュースでも日本盤が出ることは記事になっていました。

View this post on Instagram

Acabei de receber essa notícia: melhores álbuns lançados no Japão e o meu #outrosol tá lá!! Demais!! Obrigado @iwairenato @um_japan e todos que participaram!! 2019 tem mais!! #music #producer #musicabrasileira olha vc aí, @walmirborges parabéns!!

Max Vianaさん(@maxviana)がシェアした投稿 –

このアルバムだと「Linha de Frente」が大好きです!

『Para Dias Ruins』 Mahmundi

こちらの記事で取り上げていました!

Mahmundiの新アルバム『Para Dias Ruins』

『Incendeia』 Caio Prado

注目新人アーティストとしてこちらの記事でも取り上げていました。

2018年ブラジル音楽界注目のアーティスト12選

本当にミルトン・ナシメントを彷彿とさせる歌声、耳がうっとりしちゃいます。

中原仁さんの解説もぜひ!
中原仁のCOTIDIANO

『O Tom da Takai』 Fernanda Takai

こちらの記事で取り上げていました!

フェルナンダ・タカイ、トン・ジョビンのカバーアルバムをリリース

『Bixa』 As Bahias e a Cozinha Mineira

この記事を書いていて出会いましたが、こちらもよく聴きました。

ブラジル音楽シーンを変える若手アーティスト11選

『Pra Curar』 Tuyo

クリチバのバンドTuyo。今、ライブを見てみたいアーティストのうちのひとつ。

『Taurina』 Anelis Assumpção

こちらでも取り上げていました。女性のパワーを感じる作品ですね〜。

2018年上半期おすすめのブラジル音楽名盤15選!気になる現地メディアの評価

『Xênia』 Xênia França


シェニアの日本盤とっても良かったですね!このアルバムもよく聴きました。

ガラニュンスのフェスにも出演していました。動画も貼ってあるので見てみてください♪

ドミンギーニョスの故郷・ガラニュンスの冬フェス2018【7月28日まで!!】

『Deus É Mulher』Elza Soares

80歳を超えてもどんどん新しいチャレンジをし続けるエルザ・ソアレス、かっこよすぎます。

『Sinto Muito』 Duda Beat

『Tudo Mundo Vai Mudar』 Dingo Bells

2018年上半期おすすめのブラジル音楽名盤15選!気になる現地メディアの評価

特集・まとめカテゴリの最新記事