【W.W.のAgora Mesmo第9回】ブラジルツアーレポ!リオデジャネイロ後編

【W.W.のAgora Mesmo第9回】ブラジルツアーレポ!リオデジャネイロ後編

すみません、連載スケジュールが空いてしまいました。現地にいるとなかなか時間を作れず…。

いまは帰国のトランジット、米国ヒューストンでこの原稿を書いています。

それでは前回の続き、リオデジャネイロ編の後篇です!

9月14日(土)

Fernanda Takai、Roberto Menescal、Marcos Valleのショウに向かうも・・・

Barzinho Aparecida
日中はコパカバーナからセントロを観光、すっかりリオの魅力にとりこまれてきたツアー御一行。

夜はフェルナンダ・タカイがホベルト・メネスカルとマルコス・ヴァーリを従えボサノヴァを歌う無料のショウがあるということで観に行くことに。

チケットは開演1時間前から配布とのことで、私たちはその30分前に会場に行きました。

すると...なんとこの時点で100人以上が並んでいます!私たちが到着後も次々と列が長くなっています。
引き換え時間がくると少しずつ列が進みますが、それでも凄く時間がかかっています。どうもIDチェックをしているようです。

配布開始から約1時間、なんと我々の10人程前で「配布終了!明日もあるのでまた来てね!」とのアナウンスが。うーん、長時間並ばすだけ並ばせて、この仕打ちとは…。この段取りの悪さはやはりブラジルだからでしょうか...。文句言っているお客さんもいます。

私たちもスタッフと交渉しましたが、やはりショウを観るのは残念ながら無理そうです。

フェルナンダ、メネスカル、マルコスとは個人的にも面識がありますので、終わった後に挨拶しようということになり近くのカフェで待機。

2時間ほど経つとショウが終わったのかパラパラお客さんが出てきました。

ここで再度スタッフと交渉、「私たちは日本から来た。お土産を渡したいので入れてほしい」と言いましたが、なかなかセキュリティの壁はきつく…。

1時間ほど待ったでしょうか、中から、今日のステージに出演していたベース奏者のジェフェルソンが出てきました。
なんだ来てたのか、ショウはどうだった?」なんて言っているので事情を説明、なんとか会えないかと頼んだところ「任せとけ!」と。

それから10分後、車で地下駐車場から出てきたフェルナンダとメネスカル、マルコスが、ゲート入口まで来てくれて、やっと会うことが出来ました!!

「今日のショウは観れなかった」というと「なんか物凄い数の人が並んでいたいたみたいだね。」とメネスカル。

フェルナンダも「アシタモアルノデキテクダサイ!」と日本語で言ってくれたのですが、明日は別のショウのチケットを購入済み。お詫びをしてプレゼントを渡し、またの再会を誓いました。

マルコスは上機嫌で、今度再発されるCDのライナーを執筆するよと伝えたら、「いまアジムスとやってるヨーロッパのツアーメンバーでまた日本に行くと思う」と言ってくれました。

フェルナンダ・タカイ、マルコス・ヴァーリ

他にも熱心なブラジル人ファンの人たちがいて、皆彼らと顔見知りのよう。疲れていると思うのに、時間をかけてそれぞれ写真を取ってくれました。ブラジル人アーティストのファンサービスは素晴らしいですね!!

Show de Dona Onete @Circo Voador

さて、無事に会えたのは良かったのですが、ツアーメンバーの皆さんちょっと不完全燃焼。相談の結果、自分ひとりで行こうと思っていたDona Onete(ドナ・オネッチ)のショウにみんなでいくことにしました。

ドナ・オネッチは最近注目されるパラー州のカリンボーを歌う79歳のおばあさん。ヨーロッパツアーもこなしているようです。

22時過ぎに会場のCirco Voador(シルコ・ヴォアドール)に着くと、建物の中から水道橋がきれいにライトアップされているのを観ることができました。

リオデジャネイロ、ラパの水道橋

前座のDJとバンドが終わって、24時を廻った頃、いよいよドナ・オネッチのショウの始まりです!

両肩をスタッフに支えられ、ステージの中央に座ったドナ・オネッチ、最初は大丈夫かなと思いましたが、いざ歌いだすとエルザ・ソアレスにも負けていない大迫力の声量と煽りで、場内は最初から総立ちです!!

ブレーガからクンビアまで日本ではあまり知られていないブラジル北部音楽ですが、全く予備知識なく観たツアーメンバーの皆さんも大満足、終わったのは深夜2時過ぎ、大満足してホテルに戻りました。

9月15日(日)

Ed Mottaの家を訪問!

この日はホテルからイパネマまで徒歩で散策。午前中はドリヴァル・カイミやトム・ジョビンの銅像と写真を撮ったり、日曜日に開催されているフェイラ・ヒッピーで買い物したりと観光モードです。

昼食は「イパネマの娘」が書かれたという、レストラン・ガロッタ・ヂ・イパネマで名物ピッカーニャを食べました。

そして食後はジャルジン・ボタニコ地区に向かいます。木曜日にショウに行ったエヂ・モッタからメールが来て、「家に遊びに来ないか」とお誘いを受けたのです。

エヂ・モッタ

高級マンションの部屋の窓からはコルコバードが見えます。近所にエグベルト・ジスモンチが住んでいるそう。

自宅スタジオを見せてもらった後はいよいよ自慢のレコード鑑賞会。次から次に見たこともないレコードを取り出しては聴かせてくれました。なんと3万枚のレコードを保有しているそうです。

みんなで記念写真を取った後は「今度は日本で会おう!」と言って別れました。

Ed Motta レコード

Zelia Duncan canta Milton Nascimento

Zelia Duncan
夜のショウはゼリア・ドゥンカンの最新ツアー、「ミルトン・ナシメントを歌う」です。

会場はエヂ・モッタを観たテアトロ・ネット・リオ。伴奏はジャキス・モレレンバウムのチェロ1本。

Zelia Duncan canta Milton Nascimento

聴く前はチェロ1本でどうかなと思っていましたが、二人の表現力は半端ないです。
有名なミルトンの楽曲がアレンジでこんな解釈もあるのかと目(耳)から鱗でした。

Zelia Duncan canta Milton Nascimento

9月16日(月)

Beco das Garrafasでカンジャ!

この日はセントロ方面の観光とショッピング。

そして夜は現地ミュージシャンとの交流カンジャ(セッション)会です。

Little Bar Beco das Garrafas

会場はなんとベコ・ダス・ガハーファスのリトル・クラブです。こんな伝統的なライブハウスを貸切できるとは...。

ホストバンドはピアニストのマルビオ・シリベリ。彼の仲間を中心に、春先に来日したフラヴィア&ベルナルド・ダンタス夫妻、ジャヴァンのバックで知られるサックスのマルセロ・マルチンス、新作も好評な女性シンガー、ジョジ・ルッカ、交流会ではまいどお馴染み、カルロス・リラの甥っ子、クラウヂオ・リラ、数年前に来日した弾き語りのヘジャーニ・ルナ、といったリオ在住のミュージシャンが遊びにきてくれました!!

更に日本からのツアーメンバーも、歌やギター、カヴァキーニョ、ドラムで参加。プロミュージシャンとの交流は大きな刺激になったと思います!!

在リオデジャネイロ日本国領事館の方も顔を出してくれて、来年以降も盛り上がりそうです!!

という訳でリオの滞在は濃厚なものになりました。バイーアとミナスはほとんど観光でしたので、次回はサンパウロ編を紹介したいと思います!!

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